akiramatsuoka’s blog

ボディビルダーをやっております!トレーニング、ダイエット、飲み会やらアホなことを書いてみたいと思います!

手を繋ぐ

明日 2月22日

 

オカンの7回目の命日となります

 

 

 

いつからだろう?

 

母親と手を繋がなくなったのは?

 

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こう見えても?私

小さい頃は

人見知りの

引っ込み思案で

活発な兄とは正反対

ずっと母親の元を離れず

オカンの手を握ったまま

後ろに隠れているような子でした

 

 

いつの頃からか?

世間でいう

反抗期?からか?

覚えはありませんが…

 

母親の事を事を

「お母さん」から

「オカン」と呼ぶようになり

 

母親と手を繋ぐなんて

照れ臭くて

恥ずかしくて

 

 

 

 

 

 

1度目の脳梗塞で倒れて

自分で救急車を呼び入院したオカン

 

見舞いに行った時

 

何日の何時に行くとも言ってないのに

部屋に入った途端

6人部屋の中カーテンを閉めてるベットから「啓か⁇」と

まるでテレパシーでもあるように

私の来院がわかったオカン

 

まだこの時、後遺症は残るものの

リハビリして治す!と

上手く動かない身体と

思うままに喋れない麻痺があるのに

看護師さんとケンカする余裕もありました…

 

私もボディビル の大会に復帰したとこで、まぁ大丈夫だろうとタカをくくって

大会に向けて調整続けてました

 

 

コンテストでトロフィーをもらって

帰りに病院に持って行くと喜んでました

 

 

数週間後

2回目の脳梗塞で倒れたのは病院の中

 

連絡を受け急いで病室に行くと

呼吸器を口から突っ込まれて

焦点の合わない目をしたオカンが

ベットに横たわってました

 

担当医からは

段々と動けなくなり

意識もなくなってくると言われ

事の重大さに気づきました

 

でもトロフィーを喜んでるオカンを思い出しコンテストには出るつもりでトレーニングと調整は続けました

 

 

休みの日は前日どんなに仕事が遅く終わっても

朝6時オープンのジムで1時間だけトレーニングしてから車で病院に向かい

面会時間ギリギリまでオカンの側にいて

手を握りながら

今週あった事を話し

減量食の弁当を食べ

病院で1日を過ごしました

 

 

少し前までは

うるさいほどに一方的に

喋り続けてたオカンからは

話しかけても何の返事もなくなり

手を握っても握り返してくることもなく

 

ただ、ただ、手を繋いでいるだけ

 

 本人はわかってるけど

意思表示ができないのか?

本当に意識がなくなってしまったのか?

それはわかりませんでしたが

 

それくらいしかできる事がありませんでした

 

 

なんでもっと元気な時に

親孝行しなかったんだろう?

実家に顔出さなかったんだろう?

旅行にでも連れて行ってあげなかったんだろう? 

 

後悔の念ばかりでした

 

 

ただ

こんな事がなければ?

大人になって

オカンの手を握るなんて機会はなかったのかな?とも思います

 

オカンの意識がなくなってから

約9ヶ月間この生活が続きました

 

 

最期は

少し呼吸が苦しそうだったものの

いつものように静かで

ベッドサイドのモニターで脈がなくなっていくのを見ているだけでした

 

 

享年68歳

まだ少し早い最期だったかと思います

 

 

 

 

 

 

 

親子や

恋人同士など

 

手と手を繋ぐって

 

何か特別な意味があると思います

 

あんまりうまくは言えませんが

 

手を繋ぐことで

 

コミニケーションが取れるような感じ

 

少し気持ちが伝えられるような感じ

 

人と人とが繋がっていられるような感じ

 

 

 

母親の愛情って

無償で

一方的で

めんどくさくて

あったかい

 

 

 

 

 

 

ほんのちょっとだけでも 

私からの「ありがとう」は

伝わったでしょうか?

 

 

 

 

お母さん